債務整理

消費者金融とは?サラ金や銀行との違いを解説!

消費者金融とは、個人向けに金銭の貸付(小口融資)を行っている業者をいいます。大手消費者金融のアコム、プロミス、アイフルなどは、テレビCMなどで耳にする機会も多いのではないでしょうか。

1970年代頃の消費者金融は、主にサラリーマンなどをターゲットにしていたことから「サラリーマン金融(サラ金)」と呼ばれていました。しかし、サラリーマン以外にも顧客が広がったこともあり、サラ金を「消費者金融」と呼ぶようになりました。つまり、消費者金融とサラ金は同じ業者を指しています。

ここでは、消費者金融とはどういった業者なのか、サラ金や銀行との違い、消費者金融を利用するメリット・デメリットなどを解説いたします。

目次

消費者金融とは?

消費者金融とは、個人向けに金銭の貸付(小口融資)を行っている業者です。現在の貸金業法に改正される前の2006年以前は、高金利な貸付や厳しい取立てが行われていました。

しかし、現在の消費者金融は、「貸金業法」に則って貸付が行われているため、法律で定められている上限金利以上での貸付や厳しい取立てが行われることはありません。仮に法律に違反した場合は、その消費者金融は刑事罰が科せられます。

消費者金融と他キャッシングサービスの違い

現在、消費者金融の他にもヤミ金やカードローン、クレジットカードなど、様々なお金を借りることができるキャッシングサービスがあります。

そこで、消費者金融との違いは何か解説いたします。

サラ金・ヤミ金との違い

まずサラ金とは、「サラリーマン金融」の略称で、主にサラリーマンをターゲットに個人向けに金銭の貸付を行っている業者を「サラ金」と呼んでいました。また、街中に営業所があることが多かったため、「街金」とも呼ばれていました。

しかし、かつて貸金業法の法制度が整っていなかったことから、高金利での貸付や厳しい取立ても行われていたため業界のイメージが悪かったことと、サラリーマン以外にも顧客が広がったこともあり、サラ金から「消費者金融」と呼ばれるようになりました。つまり、サラ金と消費者金融は呼び方が違うだけで同じ業者です。

次にヤミ金とは、貸金業法に基づく貸金業者としての登録を行っていない違法業者のことを指します。法律で定められている上限金利以上の高金利で貸付を行い、暴力や家族への脅迫をするような厳しい取立てが行われているヤミ金業者が存在します。
たとえ消費者金融からお金を借りることができなくなったとしても、ヤミ金からは絶対にお金を借りてはいけません。

銀行・信販会社・クレジットカード会社との違い

消費者金融と銀行は、個人向けにカードローンを提供して貸付を行っています。しかし、消費者金融と銀行の違いとして、消費者金融は預金を行っていません。預金などを行わず、貸付を行う消費者金融・信販会社・クレジットカード会社は「ノンバンク」と呼びます。

信販会社は、自動車ローンや教育ローンなど一時的に立替えを行い、毎月決まった額を返済します。信販会社との違いとして、消費者金融は現金を貸すことを行っていますが、立替えは行っていません。

クレジットカード会社は、クレジットカードを発行しており、消費者金融・信販会社の中では、クレジットカード会社を兼ねている会社もあります。例えば、アコムは消費者金融として有名ですが、クレジットカードも発行しているので、消費者金融とクレジットカード会社兼ねています。

消費者金融系カードローンと銀行カードローンの違い

まずカードローンとは、個人向けに提供している貸付サービスのことを指します。カードローンには、消費者金融が提供している消費者金融系カードローンと、銀行が提供している銀行系カードローンの種類があります。

消費者金融系カードローンは、審査から即日借入ができる消費者金融もありますが、金利が年17.0%~20.0%と高めに設定されています。 一方、銀行系カードローンは、消費者金融に比べると審査や借入までに時間がかかる場合がありますが、金利が年14.0%~17.0%と消費者金融より金利が低めに設定されています。

また、消費者金融系カードローンと銀行系カードローンでは、規制する法律が異なります。消費者金融系カードローンは「貸金業法」、銀行系カードローンは「銀行法」の法律に基づき規制されています。

消費者金融系カードローンの「貸金業法」と銀行系カードローンの「銀行法」の最大の違いは、総量規制の対象か、総量規制の対象ではないかです。総量規制とは、年収の3分の1までしか借入することができないという制度で、「お金の借りすぎ」「お金の貸しすぎ」から消費者を守るために規制されています。

総量規制は貸金業法の規則のため、消費者金融系カードローンに限らず消費者金融は総量規制の対象ですが、銀行系カードローンは総量規制の対象ではありません。そのため、消費者金融から借入できなくなったとしても、銀行系カードローンから借入できる場合もあります。
しかし、消費者金融から借入できないからといって銀行から借入した場合、「お金の借りすぎ」「お金の貸しすぎ」から消費者を守ることができず、借金返済が困難になる可能性が高いです。借金が返済できなくなる前に、借金が返済できるまでの金額にとどめる必要があります。

消費者金融を利用するメリット・デメリット

消費者金融を利用するのにメリット・デメリットはどんなことがあるのでしょうか。それぞれ解説いたします。

消費者金融を利用するメリット

消費者金融を利用するメリットは、次の通りです。

  • 即日借入ができる
  • 借入・返済の手続きが簡単

消費者金融では、はやいと即日借入ができる場合があります。銀行系カードローンなどに比べると、借入できるスピードがはやいです。また、消費者金融での借入はインターネットで行うことができ、返済もATMや無人店舗などで行うことができます。

消費者金融を利用するデメリット

  • 金利が高い
  • 借入額に制限がある
  • 元金が減少しづらい

銀行系カードローンなどは金利が年14.0%~17.0%に対して、消費者金融の金利は年17.0%~20.0%と高めに設定されています。
消費者金融は総量規制の対象のため、年収の3分の1までしか借入することができません。
消費者金融の返済は、リボルビング返済が一般的です。リボルビング返済とは、毎月の返済額を固定化する返済方式です。そのため、毎月の返済額は借入残高によって決まります。借入残高が少なければ返済額も少額になりますが、借入残高が大きければ返済額も高額になるのが特徴です。返済額が少ないと元金も減りも遅いため、返済期間が長期化してしまいます。

消費者金融を利用する際の注意点

消費者金融を利用するのにどんなことに注意すればいいのでしょうか。

消費者金融を利用する際は、借りすぎに注意しましょう。
消費者金融は即日借入できることもあり、気軽に借入ができます。そのため、借りすぎには注意しなければなりません。借りすぎてしまうと、後に借金返済に苦しむことになりかねません。借金返済が困難になれば、債務整理をするしかない可能性があるでしょう。

消費者金融での借入は返済できる額に借入にとどめましょう。借金返済に苦しんでいる場合は、早急に弁護士に相談することをおすすめいたします。

悪徳業者に注意!

テレビCMで有名な消費者金融もありますが、消費者金融の中にも悪徳業者が存在します。次のような悪徳業者からは、絶対に利用してはいけません。

  • 090金融
    「090」から始まる電話のみで融資を行う金融業者です。法定金利以上の金利を取るヤミ金業者です。厳しい取り立てをしない「ソフト金融・ソフトヤミ金」なども存在しますが、これも違法な業者であることに変わりはありません。
  • チケット金融
    商品券や鉄道などの回数券を代金後払いで買わせて、チケットを指定した金券ショップに持ち込み換金させます。換金した差額と利息の割が合わない悪徳業者です。
  • 紹介屋
    申込をしたときに他の業者を紹介して仲介せずに紹介料を取ってきます。
  • システム金融
    いくつかの悪徳業者がグループになって行われます。ひとつの業者が融資をした後、返済期限近くに他の業者が借入の勧誘をするということを繰り返し行ってきます。
  • 買取り屋
    申込をしたらクレジットカードで商品を買わせて、その商品を買い取ることを行ってきます。業者からの融資は行われず、クレジットカードの支払いが残ります。
  • 整理屋
    借金を抱えている人に「債務整理をしましょう」と弁護士・司法書士を紹介すると言ってきます。債務整理は行われず、紹介料を取られます。
  • 年金担保金融
    年金生活者を対象に年金証書・貯金通帳・銀行印・クレジットカードを担保に融資を行ってきます。年金などを担保にした融資は、公的金融業者以外は認められていません。

消費者金融での借金の返済方法

消費者金融での借金はどのように返済するのでしょうか。消費者金融の借金の返済方法は、次のような方法があります。

  • 銀行振込
  • 消費者金融のATM
  • 提携ATM(コンビニ含む)
  • 口座振替
  • 店頭窓口

消費者金融によって異なる場合もありますので、事前に確認しましょう。

最少返済額

大半の消費者金融会社は、毎月「利息+最小限の元金」を支払うリボルビング返済が一般的です。
クレジットカードのショッピングリボと同じ仕組みで毎月の最小返済額のみの返済では、なかなか元金が減らず、利息だけを支払い続けることとなってしまいます。そのため、毎月の約定返済(当初契約した一定日の引き落とし・支払い)に加え、お金が余ったときは都度返済していくことが必要です。

一括返済

消費者金融での借金を一括返済する場合は、事前に返済額を確認する必要があるでしょう。なぜなら、消費者金融の利息は日割り計算となっています。そのため、コールセンターに連絡して振込日に利息も含めいくら入金すれば完済になるかを確認しましょう。

完済=解約ではないことに注意!

完済しても口座の解約を申し出ない限り、消費者金融との取引口座は残ります。そのため、お金を借りることもできてしまいます。住宅ローンや銀行の借入を利用する場合は、消費者金融との契約履歴が審査に影響する可能性もありますので、解約した方がいいでしょう。

消費者金融の借金返済に困ったらどうすればいいのか?

消費者金融の借金返済が困難になった場合、どのように解決すればいいのでしょうか。

そのまま放置するしかないと考える人もいるかもしれませんが、借金の支払いをしない期間の遅延損害金は溜まります。借金返済に困ったら、弁護士に相談して債務整理をすることをおすすめいたします。

副業などで収入を上げる

返済できるお金がないなら、収入を上げることです。本業の勤務先が副業を許可している場合は、アルバイトなどをして返済できるようにしましょう。

親・友人からお金を借りる

失業・病気・ケガなどにより就労できないなどという理由で、一時的に返済ができないという場合は、親や友人からお金を借りるという手段もあります。ただし、長期的に返済ができないというのであれば、自分の借金が増えるだけですので、お金を借りることはおすすめしません。

将来的に返すあてがあるときに限って使える手段といえます。

債務整理で借金問題を解決

借金返済が困難になったら、債務整理で借金問題を解決しましょう。債務整理には、次の3つの方法があります。

  • 任意整理
  • 自己破産
  • 個人再生

それぞれ3つの方法を詳しくご説明いたします。

任意整理

任意整理は、貸金業者と裁判外で個別に和解交渉をするものです。利息制限法に基づいて金利の引き直し計算を行うことにより、借金が減額、場合によっては借金がなくなることもあります。借金が残った場合は、3~4年での分割返済の合意をするのが一般的です。

任意整理を行うときに過払い金があるかどうかを確認しますので、過払い金が返還されるのであれば借金に充当することができます。

併せてチェック!

自己破産

自己破産は、支払い不能となった場合に取られる手続で、換価できる財産はすべて換価して債権者に配当し、残りの借金については免責してもらう手続です。自己破産した場合は、所有している住宅を失うことになります。

併せてチェック!

個人再生

個人再生とは、借金を大幅に減額して借金を返済する手続きです。誰でも利用できる手続きではなく、減額した借金を返済できるだけの収入があることが、個人再生を利用できる条件です。

また個人再生の手続では、住宅ローン以外の借金を整理することができるので、住宅ローンは支払ってマイホームを維持したい場合に、この手続を選択することができます。住宅ローン以外の借金の8割をカットし、残りの2割を3年分割で支払う、住宅ローンは予定通りに返済していくのが一般的です。

併せてチェック!

借金返済が困難にならないために

借金返済が困難にならないためには、借金を返済できるあてがない借金はしないことです。消費者金融は即日借入ができることが多いため、手軽に借入ができてしまいます。そのため、返済を計画的に行わなければ、まだ借り入れできるとどんどん借金が膨らみ将来的に債務整理をするしか解決方法がなくなってしまいます。毎月の借金の返済が難しい状態が続いている場合は、はやめ弁護士に相談することをおすすめいたします。

きわみ事務所では、相談を無料で受け付けております。少しでもお困りごとがありましたら、きわみ事務所までご相談ください。

弁護士法人きわみ事務所
代表弁護士 増山晋哉
登録番号:43737

昭和59年大阪府豊中市生まれ。平成21年神戸大学法科大学院卒業後、大阪市内の法律事務所で交通事故、個別労働紛争事件、債務整理事件、慰謝料請求事件などの経験を積み、平成29年2月独立開業。

きわみ事務所では全国から月3,500件以上の過払い・借金問題に関する相談をいただいております。過払い金請求に強い弁護士が累計7億円以上の過払い金返還実績を上げていますので、少しでもお困りのことがあれば無料相談をご利用ください。

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